下呂温泉の歴史と温泉の効能について

下呂温泉は約1000年の歴史をもつ温泉地です。

最初は、東方にある湯ヶ峰山頂からの湧出でしたが、やがて地震の影響からか止まってしまいました。

しかし1265年に、現在地に新たに温泉が湧出しているのが発見されました。

その経緯として、「飛騨川の河原に白鷺が舞い降りているのを村人が見に行ったところ、温泉が出ていた」という伝説が残っています。

その後、温泉地として発展し、室町時代から江戸時代にかけては、草津温泉(群馬県)、有馬温泉(兵庫県)とともに、「日本三名泉」と称されていました。

温泉は、アルカリ性単純泉です。

ほとんど無色透明ですが、成分に硫化水素を含んでいるので、少し硫黄の香りがします。

アルカリ性ですので皮膚の角質が落ちやすく、美肌効果があると言われています。

またリューマチ性疾患、神経症や疲労回復のためにも効果があります。